2011年3月2日水曜日

3月の放送 石田清春さん

能は世界最古の演劇ともいわれる。
しかし、能面師が決して表舞台に出ることがない。


安土桃山時代頃、基本の型が決まり始めてから、その型は数ミリたりとも変わらないよう、受け継がれているのだという。
だから、現代の能面師の仕事は、古くから伝わる能面を忠実に再現していくことなのだ。

能面は演者にとって、表看板そのもの。
面を顔にかけ、一瞬真っ暗な世界で自己催眠をかけ、役に入りこむ。
能面師には、「能舞台の登場人物の性格を面に吹き込む」ことも重要な仕事なのだ。

また、能面は全て人間の顔と同じで、わずかながら左右非対称。
能面の角度や向き、演者の動きによって、登場人物の感情が面ににじみ出るようにするため。
例えば嫉妬の悲しみや怒りを表した女の一つである、般若面。
口を隠してみると、その表情は人間の怒りや悲しみに満ちた顔に見える。
目を隠してみると、悲しみを通り越して舌が伸び蛇に近づいた怒りにあふれた表情になる。

それにしても般若面を見ていると、嫉妬心を抱くというのは、昔の女性も今の女性も変わらないんだなぁと気づかされる。

今回取材した石田清春さんも、実はいろんな顔を持った方なのだ。
会社勤め時代からの電機関係の仕事や、農業、季節になると大川で鮎漁をし、趣味のトランペットも続けているのだという。


取材後、石田さんの奥様から手作りの梅を頂いた。
どの梅も漬け方が違っておいしい!
思わず「お店に出さないんですか?」と聞きたくなる味だった。
帰りにお土産に梅を分けてくださった。
私の食卓には毎日一粒ずつ、奥様から頂いた梅が並んでいます。

3月のプレゼント

木の花ガルテンの梅みつのセットを
抽選で4名の方にプレゼントします。
宛先 〒870-1193 大分市松が丘59-12
大分ケーブルテレコム
○視聴者プレゼント係


※住所、氏名、年齢、番組の感想をご記入の上
官製ハガキにてご応募下さい。

ヤクシンインフォメーション

今回は大分南ロータリークラブ主催の婚活パーティー「バレンタインナイト」をご紹介しました。

参加者はほとんどが、大分南ロータリークラブに関係する企業の社員。
だから共通の話題で盛り上がるのでは!?と思いましたが、
最初はとても緊張している様子でした。
でも会が進むにつれてどんどんうちとけて、会が終わる頃にはとても仲良くなっていたようです。

今回はホテルザーズ4階のレストランサッポロで開催。
メニューは一口で気軽に食べられるものがほとんど。
考えられていますよね!
パーティー中はパクッと食べられるものが女性には嬉しいですから!

次回の予定はまだ決まっていないようですが、これからもこのようなイベントは続けていくようです。

風之荘

こみ上げる思いが増えれば増えるほど、思いをうまく伝えられなくなる時がある。
共感する人がいるのかもしれない。
この文箱は、「故人への思いをしたためたい」という声にこたえてご遺族の方にお渡しするようになったそうだ。
便箋と封筒子供用のぬり絵、箱を開けた瞬間に香る香り袋にしおり。
しおりには禅語から引用された言葉がつづられている。
「にちにち これこうにち」
晴れの日も、雨の日も、楽しい日も、辛い日も、全てが最良の日
という意味が込められている。
愛する人と向き合う時、先祖がいて、今自分が生きていることを感謝し、一日一日を大切にいきたい。